会社の忘年会が最優先!妻の手術にも立ち会えないブラック企業?

今はもう辞めたんですけど、以前勤めていたメーカーの部署が超絶ブラックでした。

その部署は、斜陽産業系の主流じゃない部署で、工場から叩き上げの課長が取り仕切っていました。

一応、その上に部長がいるのですが、部長が自ら課長を工場から引き抜いた手前、課長の好きなようにやらせているという状態です。

その課長の考え方が、完全に前時代的な昭和思考で、「病気で会社を休むなんてもってのほか、会社あっての自分、会社あっての家庭なので、とにかく会社優先。会社に骨を埋めるつもりで、すべてをかけて働け。」という考え方です。

ただし、自分が出世したら自由になれるという考え方で、課長自身は、孫に会うとか、自分が腰痛で病院に行くとかで、好き放題休んでいます。
「羨ましいなら自分が出世してから自由にやれ。」という考え方です。

 

そんなわけで、病気で休むときはとりあえず這ってでも出社して、午前中のうちに同僚に引き継ぐ手配を死ぬ気で整えて、その後で早退しろという考え方です。

朝から出社できないレベルの病気なら、前日のうちに兆候が出ているはずだから、前日のうちに同僚に引き継ぐ手筈を整えられるはずだという理屈なので、前日普通に働いた後で翌日休むことは何が何でも許されません。

 

そして入社3年目の時に忘年会の幹事を任命されました。

忘年会の日付は確かにあらかじめ2ヶ月前から決定していました。

 

そしてそのタイミングで妻の腹膜炎の手術の日程が重なってしまったのです。

難しい手術ではないとはいえ全身麻酔の手術です。

しかもその時期、妻はうつ病を患っていて、簡単な手術とはいえ精神的に不安定になっていました。

 

私は
「忘年会の幹事を、一年上の先輩にお願いして、自分は午後半休を取って手術に立ち会いたい。」と課長に有給を申請しました。

しかし課長の返事はノーでした。

「忘年会は会社の課の10人以上が出席する重要なイベントだが、お前の妻の手術は、お前の夫婦二人の個人的なイベントじゃないか。手術の日程なんかいくらでも変えられるだろう。忘年会の日程は今更変えられないんだ。会社あっての家庭だろ?その嫁さんの手術代はどこから出てると思ってるんだ?会社の給料からだろ。」

と説教され、結局有給申請はその時点で受理されませんでした。

 

手術の3日前ぐらいになって、改めて課長の機嫌がいい時を見計らって、

「妻の手術自体は成功率が95%以上とはいえ、全身麻酔なのでどんなことが起こるかわかりません。それに妻の両親も駆けつけるのに、夫である自分が手術に立ち会わないというのは親戚中の批判を受けます。今後、社員として勤務できるかどうかにも関わってくるので、今回は欠勤扱いでもいいので午後半休を取らせてください。」

と懇願しました。

 

結果的に、課長は「仕方ない。俺も鬼ではないから、お前に有給の申請の許可をやる。ただし、今年度は一切病気であろうと有給申請は認めない。」
と言ってきました。

そこまでして、何とか課長の許可を取って妻の手術に立ち会うことが出来たのですが、明らかにおかしいし、そんな会社に骨を埋める気もさらさらなかったので、その翌年度にもちろん退職しました。

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